自律神経失調症の症状

自律神経失調症は、多種多様な症状をもち、多くの種類があり、専門医でも見分けるのが難しい病気です。当サイトでは自律神経失調症の症状・チェック方法や原因、治療法を紹介します。

自律神経失調症

自律神経失調症の基礎知識を紹介します

自律神経失調症を治すのは、自分自身

自律神経失調症が一般に広く知られるようになったとはいえ、それがどのような病気なのか、自律神経自体がどのような働きをする神経なのかも知らずに、ストレス病の1つのように考えている人が少なくないようです。自律神経失調症は、全身におよぶ多種多様な症状をもち、いろいろな種類があって、専門医でも見分けるのが困難な病気です。治療に時間がかかり、再発も少なくありません。しかも、医師の指示に従い、薬を飲んで安静にしていれば完治するというものではなく、ときには自分自身のあり方を見直す治療が必要になります。検査で異常が見つからないのならそのうちに治るなどと、自律神経失調症を軽く考えるのは危険です。つらい症状で苦しむのも、治そうとするのも患者さん自身だということを忘れないことが大切です。そして、何が原因で自律神経失調症になったのか、自分自身のあり方、性格、取り巻く環境、人間関係といった問題に目を向けて、積極的に治療に取り組んでいく事が重要になります。このサイトでは、自律神経失調症の基礎的な知識から診察、治療に関することをわかりやすく紹介していきます。

自律神経失調症とは

不定愁訴を総称して便宜上使われた病名

うつ病ストレスを抱えている人が増えたせいか、自律神経失調症やうつ病、適応障害などといった病名をよく聞くようになちました。知名度は上がっても、それらがどのような病気なのかを正確に理解している人は少ないようです。もともと自律神経失調症というのは、検査で異常の見られない症状に対する便宜上の総称として、1960年代に使われ始めた病名です。それまでは不定愁訴症候群などと呼ばれ、病気として認知されていませんでした。しかし、そうした症状が自律神経系に関係している病気であることが判明して病名を改めたところ、しだいに大衆に広がり定着していった、という経緯があります。

症状が多く検査では正確な診断が困難

自律神経失調症・診断日本心身医学会では、自律神経失調症を「検査をしても、その症状を裏づける所見が見いだされず、また器質的病変がないのにさまざまな不定愁訴を訴える状態」と定義づけています。自律神経の働きや状態は簡単に測定することができず、また症状もさまざまな為、本来は診断が困難な病気です。ところが最近、何かしらの自覚症状がありながら臓器や器官を検査しても異常が見つからないケースで、自律神経失調症と診断する傾向が見られ、便利な病名として重宝されていることは否定できません。なんでも自律神経失調症でかたづけてしまうと、重大な病気を見逃すことにもなりかねません。不定愁訴とされる症状が長く続く人や、その周囲の人は、このことを十分に理解して対策を考える必要があります。

精神的な症状を伴うやっかいな現代病

自律神経失調症・診察不定愁訴に悩まされるとからだの不調にばかり神経が向いてしまいますが、自律神経失調症の多くは精神的な症状を伴います。そのため、自分のからだの声だけでなく心の声にも耳を傾けることが重要です。そして、診察を受けるときに担当医にからだの具合と同時に精神的な症状も伝えることが、この病気の診断には欠かせないデータになります。不安感や抑うつ気分など、どのような小さなことでも構わないので、精神的に感じたことを伝えましょう。なお、自律神経失調症を軽く見ていると、症状が悪化して完治が困難になる場合があります。どんな病気に対してもいえることですが、早期に適切な治療を始めることが完治への近道である、しっかりと認識しておきましょう。

自律神経失調症の4つの種類

自律神経失調症には、大きく分けて4つのタイプがあります。

本態性型自律神経失調症

生まれつき自律神経の調整機能が乱れやすい体質の人、低血圧や虚弱体質、または立ちくらみをしやすい人などに見られるタイプです。体力に自信のない人も、自律神経に変調をきたすことが多いといえます。

神経症型自律神経失調症

心理的な要因によって自律神経の機能に不調をきたし、不定愁訴の症状があらわれるタイプです。自分のからだの変調に敏感で、気にする人に多く見られます。神経症との境界線が曖昧ですが、身体的な所見が強く見られる場合にあてはまります。

心身症型自律神経失調症

自律神経失調症の約半数がこのタイプです。日常生活のストレスが原因のため、症状のあらわれ方も程度もさまざまです。喜怒哀楽の感情や疲労などのストレスを無理に抑えることにより、自律神経に変調をきたします。

抑うつ型自律神経失調症

ストレスが慢性的に蓄積して、うつ状態の反応をきたすと、頭痛、腹痛、不眠、食欲不振などの身体症状もあらわれます。抑うつ気分が、これらの症状に隠れて発見されにくいと、うつに対する適切な治療がなされないことになります。性格的にうつ状態になりやすいのは、凡帳面、完全主義、執着心が強い、気分が沈みやすい、などの傾向のある人などです。

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自律神経失調症の基礎知識